「奴隷制は必要悪だった」アメリカ上院議員が発言。ジャーナリストや歴史家が強く反発(ハフポスト日本版)
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1619プロジェクトのディレクターで、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストのニコール・ハンナジョーンズ氏は、「奴隷制は必要悪」と述べたコットン議員のコメントをTwitterで強く批判した。
ハンナジョーンズ氏は、奴隷制は「利益のために人間をレイプし、拷問し、売買することを法的に認めていたもの」であり、コットン議員が主張するように「必要悪で、目的を達成するための手段」なのであれば、一体どんなものが正当化されないのか、と訴えた。
これに対してコットン氏は、自身の発言は「国の創設者たちの見方を説明しただけ」であり、「奴隷制を正当化もしくは承認するものではない」と主張した。
しかしハンナジョーンズ氏は、「『奴隷制は必要』という国の設立者たちの考え方に賛同するか、もしくはその考えは間違っていたと認めて奴隷制は悪だと認めるか、選択肢はどちらか一つ」であり、「あなたはどちらの立場をとっているのか」とコットン議員に迫った。
歴史学者のジョシュア・D.ロスマン氏もコットン議員を批判し、「奴隷制は必要悪でも奴隷制を終わらせるためのものでもなく、白人のアメリカ人たちが何世代にも渡って受け入れ、選択してきたものであり、産業革命と南北戦争の間に劇的に広がった」と述べる。
1619プロジェクトは批判するコットン議員はインタビューで、プロジェクトは「左翼のプロパガンダ」で「事実の面でも歴史の面でも欠陥がある」とも述べている。