広島打線終盤お目覚め 8、9回で10点大逆転勝ち(日刊スポーツ)

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<DeNA6-10広島>◇26日◇横浜 広島会沢翼捕手(32)が9回、2打席連続となる満塁弾で大逆転勝利をおさめた。7回まで0-6の劣勢から、終盤に広島打線が大爆発。8回に1点差に詰め寄ると、9回に一気にひっくり返した。苦戦続きだった横浜での3連戦を、劇的な勝利で締めくくった。 【写真】ヒーローインタビューに応える広島会沢   ◇     ◇     ◇ 敗色濃厚の終盤、広島打線が息を吹き返した。6点ビハインドの8回に5得点。24日からの敵地横浜での3連戦。劣勢に立たされ続けた広島が、最後にDeNAを飲み込んだ。 7回までDeNA先発平良に散発4安打に抑えられていた。先頭西川の左中間への二塁打に安部が右翼線への二塁打で続き、チーム初得点を呼び込んだ。松山の犠飛で1点を加え、堂林が右翼席へ2ランを放ち、逆転を射程圏に入れた。続く会沢にも左中間ソロが飛び出し、1点差。9回には同点後に、再び会沢が勝ち越しの満塁本塁打を見舞った。 打線を勢いづけたのはやはり、今季の広島打線を引っ張る堂林だった。前日までのDeNA2試合、10打数1安打、6三振を喫していた。2連敗とともに悔しさを募らせていた。この日は打順を3番から6番に下げた。3打席目まで2打数無安打だったが、8回にカード初戦の24日に二塁打を打っていたパットンの148キロを捉えた。 投手陣は苦しい状況にある。先発はジョンソンに続き、エース大瀬良が離脱。中継ぎもまだ勝ちパターンを確立できない。チーム防御率4・68はリーグワースト2位。DeNA3連戦も先発投手が2、5、2で降板してゲームプランが崩れた。それを補い合うのが広島。今季は打高投低だが、数年前まで投高打低の時代だった。今度は野手陣が投手陣を支える番。広島の伝統を受け継ぐ会沢が、試合を決めた。 敗色濃厚から一転、終盤の8、9回のスコアボードにそれぞれ「5」をともした。今季2度目の同一カード3連敗を阻止する猛攻が、順位を最下位から5位に押し上げた。佐々岡監督は「みんな粘り強く、本当に野手がしっかり打ち返してくれて、こういう試合になった。みんな諦めずにやってくれた」と終盤の逆転勝利を生んだ野手陣をたたえた。【前原淳】

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(2020/07/26)