【金沢】ルーキーFW加藤陸次樹のプロ初弾をきっかけに5発大勝「練習からやってきた形」(スポーツ報知)
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◆明治安田生命J2リーグ 第7節 金沢5-0群馬(26日・正田醤油スタジアム群馬)
J2金沢は敵地で群馬に5-0で大勝し、今季初の連勝を飾った。金沢は前半からゴールラッシュを見せた。まずは前半9分。中盤でボールを奪うと、それを拾ったMF窪田稜がスルーパス。FW加藤陸次樹が、中央から右に走りながらが抜け出し、右足を思い切り振り抜いた。コントロールされたシュートは左サイドネットへ。中大出身のルーキー・加藤にとってはうれしいプロ初ゴールとなった。
その後も金沢は攻撃の手を緩めない。前半13分、左サイドからDF下川陽太がクロスを供給。FWルカオが頭でたたき込み、追加点を挙げた。同45分にはルカオがこの日2点目。自陣のハーフウェーライン付近から約50メートルをドリブルで突破。いったんは相手GKに阻まれるが、こぼれ球を押し込んだ。後半に入っても21分に、DF高安孝幸の右クロスがオウンゴールを誘発。同28分にはDF長谷川巧が強烈なシュートを突き刺し、5点目を挙げた。
柳下正明監督は「非常にいい時間帯で効果的に得点できたことが、こういうゲームにつながった」と納得顔。守備面でも2試合連続無失点に抑え、指揮官は「こういうゲーム展開(大量得点)だと、緩んで失点ということがあるが、0に抑えたといのは非常に良かったと思う」と評価した。プロ初弾の加藤に関しては「今までのゲームでかなりチャンスがあって、それより今日の方が難しかったと思うけど」と冗談めかしながらも、ルーキーの記念弾に目を細めた。
開幕7試合目での初ゴールとなった加藤は「皆さんご存じの通り、もっと早く取れたと思う」と照れながらも「窪田選手から優しいボールが出て、練習からやってきた形が出た。練習の成果が出た」と満足げにうなずいた。次節29日のホーム・大宮戦に向けては「とにかくルカオ選手と自分で点を取って、3連勝を目指したい」と力を込めた。最終ラインの一角として開幕から全7試合にフル出場中のDF石尾崚雅は「まだまだ助けてもらっている。もっと自分が引っ張っていけるように」と先を見据えた。