動物学者が語る「好きなこと」を続ける楽しさ(ベネッセ 教育情報サイト)
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「今泉先生のように好きなことを続けるには、どうすればいいですか?」と聞かれることがよくあります。好きなことを続けていくには、周りに同じ価値観を持っている人がいること、同調してくれる人がいることが励みになると思います。お子さまの場合も同じで、保護者のかたは子どもが好きなことに対して「面白いね」と同調してあげられるといいですね。そうすると、お子さまは「これを続けていていいんだ」と思えるので、続けていけると思います。
好きなことを仕事にするのは難しいことですが、別に仕事を持ちながら好きなことを続けていくと、人生がとても豊かなものになります。例えば、会社員だったら、体力と気力がいることですが、平日は働いて週末は趣味の時間として継続することが大切です。僕の場合、原稿執筆や本の監修の仕事がたくさんありますが、どちらかと言うと、フィールドワークに出るような仕事がしたいというのが本音。言うならば、原稿執筆や監修の仕事で得た収入をフィールドワークに当てているわけです。動物学者といっても、好きなことだけをやっているわけではありませんが、フィールドワークをしたり、話の合う仲間と過ごしたりする時間はとても有意義で楽しいものです。
これは、大人も子どもも同じだと思います。子どもの頃は、保護者のかたや家族の同調を得て好きなことを継続し、大人になってからは好きなことを通じて知り合った仲間たちと同じ価値観を共有しながら、好きなことを突きつめていくのです。保護者のかたは、ぜひお子さまの好きなことを応援してあげられるといいですね。