スズキ ジムニーSJ30 をEVに改造、CHAdeMO対応に…南極点到達を目指すZEVEX(レスポンス)

【リンク先抜粋】
4WD電気自動車による南極点到達を目指す「ZEVEX~ゼベックス(本部:京都市)」は、スズキ『ジムニー』(SJ30)をベースに改造した、本格的なオフロードを走行可能な四駆EVにさらに改造を加え、CHAdeMO規格の急速充電器を使って充電可能なEVジムニーとした。 関連画像を見る 川崎市のチームピットで製作を続けていたカスタム作業は7月12日に完了し、26日に公表した。ゼベックスによると、深い積雪路を含むオフロードを走行できるEVで、急速充電器を使って充電できるEVは、この「SJ2001」号が日本初だという。 ゼベックスは、EVジムニーを急速充電器対応にしたことによって、南極点アタックメンバーの訓練や追加メンバーの選抜をより効率的に実施できる、と開発の理由を説明する。 ゼベックスは1997年以来、悪路を走る四輪駆動車の環境問題について考え、実際に活動している。ゼベックスは1999年から2000年にかけて1台のジムニー(1981年製)をEVに改造し、車検を取得した。これがSJ2001号だ。SJ2001号は改造を繰り返し、様々な電源で長距離試験走行を行ない、2009年からは家庭用単相100/200Vコンセントからの充電を中心に運用されていた。2019年、CHAdeMO規格での急速充電を可能にするBMS(バッテリーマネジメントシステム)が市販されたことで、これを使ってアップデートすることになった。 SJ2001号のモーターは、当時のEVで一般的だった直流直巻モーターを搭載する。回生ブレーキは使えないが、強力な低速トルクを発揮する。バッテリーは従来のリチウムイオン電池を、日産『リーフ』の中古リチウムイオン電池(40モジュール)に交換した。総電力量は20kWhだ。システム電圧は改造前の300Vから170Vになった。市販後1年ていどの実績しか無いBMSで、いちばん多く使われていたのが170V仕様だったことから、システムの安定性を優先し、同じ仕様を採用した。 完成したばかりで実走テストが充分ではないが、満充電からの走行距離は130~140kmで、急速充電器に30分つなげば、さらに約100km走行可能とゼベックスでは予想している。定格出力は18.6kW、車両重量は1010kg、乗車定員は2人で、車検証の記載では軽自動車だ。改造費用に関してゼベックスは「何とも言えない」とす

続きはこちら

(2020/07/26)