なぜBMWの“ストレート6”に魅せられるのか?(GQ JAPAN)

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グループ内にロールズ・ロイスがあることで、BMWブランド内にも贅沢についての考え方が浸透しているのではあるまいか。ぜんぜん関係ありません、といわれる可能性もある。ま、そういう印象を筆者が勝手に抱いたということです。 で、「3シリーズ」と「7シリーズ」のあいだを担う5シリーズの日本仕様には、523i、523d、530i、530e、そしてこの540iと、ガソリンからディーゼル、ハイブリッドまで、各種パワー・ユニットが揃っている。かつてはV8がラインナップにあったけれど、それもいまはむかし。頂点に君臨する540iがそのフロント・ボンネットにおさめているのはBMWの伝家の宝刀、ストレート・シックスである。 伝家の宝刀は、2015年から3気筒、4気筒とともに、新世代モジュラー・エンジン・ファミリーとされており、ボア、ストローク、シリンダー・ピッチは気筒数にかかわらず、すべて共通になっている。そうすると、全部同じラインで製造でき、生産コストを下げることができる。 伝家の宝刀は、“40i”という数字と記号で表される。下から確認すると、前輪駆動になった1シリーズには当然、存在しない。後輪駆動のM240i、M340i、440i、540i、そして740iといったモデルが並ぶ。 これら40iは、ただし、モデルに合わせて異なるチューンが施されている。540iは、最高出力340ps/5500rpm、最大トルク450Nm/1380~5200rpm。それがM340i は、同じxDriveなのに、387ps/5000rpmと500Nm/1800~5000rpmに引き上げられている。BMW最強のMの文字がつく分、高性能化されているのだ。 440iのように、326ps/5500rpm、450Nm/1380~5000rpmとデチューンされているケースもある。440iは純粋な後輪駆動だから、ということなのだろう。 そんななかでも、540i xDrive M Sportは、中型セダンという、日本ではあまり陽の当たらないカテゴリーながら、3シリーズよりも大きくて、7シリーズよりも小さいという位置づけから当たり前のように生まれた、広々とした室内空間と大きすぎないボディのバランスがまずもってたいへん好ましいと筆者は思う。

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(2020/07/25)