藤井聡太棋聖、超早指しで圧巻の3戦3勝 疲れ吹き飛ばしレアな満面の笑みも/将棋・AbemaTVトーナメント(ABEMA TIMES)

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 プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント、チーム永瀬VSチーム天彦が7月25日に行われ、第6局でチーム永瀬・藤井聡太棋聖(18)がチーム天彦・阿部光瑠六段(25)に勝利した。藤井棋聖は、前日24日に竜王戦決勝トーナメントで丸山忠久九段(49)の千日手・指し直しの熱戦を繰り広げたばかり。翌日登場した超早指しの戦いで、疲れた様子も見せることなく3戦3勝というパーフェクトな結果を出した。 【動画】永瀬二冠&藤井棋聖、大爆笑シーン  どこまでも強い。短い時間の中で、読みと判断の両方が求められる超早指し戦。この“局地戦”において、他の棋士の手が泳ぎ、指し手を誤ることもなる中、最強の18歳棋士は読みを深めるために対局中揺れ動く以外、動じる様子をまるで見せずに勝ち続けた。  第2局でタイトル経験者の斎藤慎太郎八段、第4局で阿部六段と連勝。無傷のままで再び阿部六段と戦うと、角交換からの向かい飛車に確実に対応した。徐々に差を広げられていることを察した阿部六段が必死に攻め手を繰り出すものの、静かな手つきで駒を動かし応じる様には、風格すら漂っている。目の覚めるような一手を出すわけでもなく、気づけば優勢・勝勢になる。自然と勝利に近づくという強者らしい勝ち方を、この一局でも作り上げた。対局後には「自分としてはいい結果が出たと思います」と、柔らかな笑みで振り返った。  多忙を極めるの中での非公式戦ではあったが、公式戦に勝るとも劣らない将棋を展開すると、チームメイトの永瀬拓矢二冠(27)、増田康宏六段(22)との会話では、普段の対局では見せないような笑顔も見えて、ファンの心を和ませた。  16日に最年少でタイトルを取り、現在は王位戦七番勝負で木村一基王位(47)に2連勝し、二冠にあと2勝。王将戦挑戦者決定リーグにも参加が決まっており、今期中に二冠&八段、最多で三冠&九段まで突き進む可能性がある。前夜の敗戦のイメージを吹き飛ばすように、気持ちのいい3連勝で7月下旬、さらに8月へと続く戦いに向かう藤井棋聖。新たな目標をクリアした時、この夜以上の笑顔がまた見られる。 ◆第3回AbemaTVトーナメント  持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決

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(2020/07/25)