息継ぎ不能の大熱戦!秒指しの激闘は“東の天才”増田康宏六段の勝利 名人3期・佐藤天彦九段に意地の1勝/将棋・AbemaTVトーナメント(ABEMA TIMES)

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 プロ将棋界初の早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の決勝トーナメント、チーム永瀬VSチーム天彦が7月25日に行われ、第7局でチーム永瀬・増田康宏六段(22)がチーム天彦のリーダー・佐藤天彦九段(32)に勝利した。この日、2人は同一カードで3連戦。増田六段は連敗していたが、最終戦で一矢報いる1勝。チーム5勝目をもぎ取り、チームを準決勝へと導いた。形勢が二転三転する最終盤は、数秒以内で指さなければならない極限状態の連続。息継ぎもできないほどの戦いに、視聴者からも大絶賛の声が飛び交った。 【動画】永瀬二冠&藤井棋聖、大爆笑シーン  これぞ激闘という戦いだった。序盤からリードを奪った増田六段が、終盤でも勝勢で突き進んでいたが、ここから対局を盛り上げたのが名人3期の実績を誇る佐藤九段の驚異的な粘り。際どい攻めを繰り出したかと思えば、絶体絶命とも思える自玉に手を入れ、守備力をアップ。これに増田六段も、ごくわずかの限られた時間でミスをしないように手を読んで指す。丁々発止とやりあう様子に、解説を務めていた佐々木勇気七段(25)からも「もうどうなっているのか…」と言葉が漏れるほどだった。  ギリギリのところで勝利をつかんだのは増田六段。上部脱出を試みる佐藤玉に対して、詰み筋を見つけてからは、大駒を惜しみなく切り飛ばし、しっかりと即詰みに討ち取った。対局後には「最後はわからなかったのですけど、なんとか詰ますことができました」とホッとした表情。チームメイトの永瀬拓矢二冠(27)、藤井聡太棋聖(18)が2人で無傷の4勝を稼いでいただけに、ようやくチームに貢献できたと笑みもこぼれていた。  持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算という超早指し戦の魅力が溢れる一局に、対局が終わった後も視聴者からのコメントは止まらず。「どっちもすげえ」「すごいなプロ」「この2人の対戦おもしれえ」「熱戦過ぎた」と、藤井棋聖が圧巻の3連勝を成し遂げた際に匹敵する盛り上がりを見せていた。 ◆第3回AbemaTVトーナメント  持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最

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(2020/07/25)