朝乃山、昭和以降9位タイの新大関初日から7連勝(日刊スポーツ)

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<大相撲7月場所>◇7日目◇25日◇東京・両国国技館 新大関の朝乃山(26=高砂)が、平幕の宝富士を寄り切りで下して、幕内初の初日から7連勝を果たした。近大の先輩相手に、何もさせずに完勝。昭和以降9位タイとなる新大関7連勝となった。8日目の26日からは全国の百貨店で、自身の顔がデザインされた純金のメダルが発売される。勢いに乗る新大関が、2度目の優勝も狙う。横綱白鵬、平幕の阿炎の休場により不戦勝となった関脇御嶽海も全勝を守った。 【写真】朝乃山の横綱期待で発売される99万円記念メダル    ◇   ◇   ◇ 幕内では自身初、そして新大関としては昭和以降9位タイとなる初日から7連勝。富山県出身では太刀山以来111年ぶりに新大関に昇進した朝乃山が、また1つ角界に名を刻んだ。新型コロナウイルスの感染防止策により、取組後は支度部屋外で報道陣のリモート取材に応じるのが今場所の決まり。異例の場所にもかかわらず「1日一番取ることだけを考えてやれば結果はつながる」とどっしりと構えた。 この日も安定感のある相撲だった。立ち合いで当たって右に動かれたが、焦ることなく足を運んだ。右四つにはなれなかったものの、流れで左が差さると一気に前へ。土俵際での突き落としを警戒しながら、近大の先輩を土俵外へ運んだ。「立ち合いから自分の相撲だった。いなされたけど足がついていき、左差しになったけど構わずに前に出られた」と、得意の右四つにならずとも納得の一番だった。 快進撃を続ける新大関に、8日目から追い風が吹く。26日から全国の百貨店で、新大関昇進を祝した純金の記念メダルが発売される。販売元のグローバル産業株式会社は、58年前に日本で初めて記念メダルを制作した会社。野球やサッカーをはじめ、歴代首相など制作ジャンルは多岐にわたる。東野行泰社長(83)は「力士のメダルを作ったのは初めて。横綱稀勢の里が引退して、次の日本人横綱昇進を期待して制作しました」と意図を明かした。純金メダルの価格は1枚99万円と高価格だが「朝乃山関の活躍を期待したもの。新大関の力を発揮して欲しい」と期待の表れだった。 全勝はすでに3人。06年夏場所の白鵬以来、史上9人目の新大関優勝の期待もかかってくる。「前半の7日間と変わらずに自分の相撲だけを意識したい」と先は見ず。2度目の賜杯へ、ひたむきに突き進む。【佐々木隆史】

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(2020/07/25)