ブライトリング「クロノマット B01 42」──鈴木裕之が選ぶ2020年の新作時計3本(GQ JAPAN)

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50万円台~上限100万円前後のプライスレンジは、高級機械式時計のコアゾーンだ。しかし統計的に見てみると、数年前からこの価格帯がまったく売れていない。これより下のレンジはECビジネスの堅調さも手伝って、十分に伸びている。数百万円~数千万円のハイレンジは、それこそ天井知らずだ。つまりコアレンジだけが置き去りにされた二極化が、現代的な高級時計業界のリアル。世界規模のコロナショックを受けて、消費欲求に緩やかなブレーキがかかれば、この傾向はさらに加速するだろう。 コアレンジ空洞化の理由はもうひとつある。ここ数年、本来このポジションにあるべき時計が、一気に強気の値付けをしたことだ。長年、時計に携わってきた我々でさえ「最近の時計は高いよね」というのが本音だった。しかし今年は大きく違う。新作としてリニューアルされた各社のアイコンモデルが、正しくコアゾーンに回帰したのだ。健全さを取り戻した新作に期待! BREITLING クロノマット B01 42 やや小振りになったケースに幅広のブレスレットを組み合わせたオールマイティ路線の新型クロノマット。デザインモチーフは1984年モデルで、懐かしいルーローブレスレットを採用。SSケース&ブレスレット、自動巻き、42mm径、200m防水。¥890,000(税別)〈BREITLING/ブライトリング・ジャパン TEL:03-3436-0011〉 MONTBLANC モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフリミテッドエディション 1858 旧ミネルバの意匠を受け継ぐモンブラン1858は、モダンレトロ路線の良いお手本。流行りのブロンズケースも雰囲気にマッチしている。ブロンズ合金ケース×キャンバス製のNATOストラップ、42mm径、10気圧防水、世界限定1858本。¥614,000(税別)〈MONTBLANC/モンブラン コンタクトセンター TEL:0120-39-4810〉 IWC ポルトギーゼ・オートマティック 40 今年買うべき実用時計の大本命。新型の82系ムーブメントの搭載で、適度なサイズ感と堅牢さを両立。マリンクロノメーターを思わせる、飽きのこないシンプルな表情も◎。IWCファン以外の人にこそ、手にとって欲しい良作だ。SSケース×アリゲーターストラップ、自動巻き、40.4mm径、3気圧防水。¥725,000〈IWC/

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(2020/07/25)