松本幸四郎「こんな形でも歌舞伎が成立するんだ」…「図夢歌舞伎」千秋楽で万感の涙 (スポーツ報知)

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 歌舞伎俳優の松本幸四郎(47)が25日、テレビ会議アプリ「Zoom」を用いた史上初のオンライン歌舞伎「図夢(ずうむ)歌舞伎 忠臣蔵」(全5回)の千秋楽を迎え、感極まって涙を流した。  大星由良之助を演じた幸四郎は、討ち入りの場面を披露すると目を潤ませて万感の表情。終演後にコロナ禍で5か月間、歌舞伎公演が休止になったことを踏まえて「歌舞伎座スタッフ、大道具さん、照明さん、小道具さん、衣装さん、床山さん…」とスタッフの労をねぎらい、涙ながらに「『歌舞伎には底力があるんだぞ』ということをお見せしたかった」と力を込めた。  不自由な状況でもアイデアを振り絞り、試行錯誤しながら前例のない試みに挑戦した。「ネット配信は日常生活に入り込んでいるもの。日常生活に歌舞伎というチャンネル、引き出しを存在させたかった」。無事に千秋楽を迎えて「こんな形でも歌舞伎が成立するんだと信じて、歌舞伎の力を信じて、やり遂げた」と顔をほころばせた。  歌舞伎が5か月間も長期休止になるのは戦後初。400年の歴史を誇る伝統芸能に訪れた危機を救おうと幸四郎が立ち上がり、新たな歴史を刻んだ。万感の涙は歌舞伎ファンの心にも届いたようでチャットには「高麗屋!」「歌舞伎職人!」「やり切った感が最高です!」など熱演ぶりをたたえるコメントが殺到した。

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(2020/07/25)