「ニュース番組のリストラ」 キャスターの次は時間短縮に予算削減?(夕刊フジ)

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 【テレビ用語の基礎知識】  ついに恐れていた事態が現実のものとなりはじめています。結構深刻です。新型コロナウイルスの影響で、テレビ局は経営がかなり悪化しているだろうなとは思っていたのですが、どうやら予想を超える悪化のようです。そして番組制作費削減の波がまずはニュース・情報番組に押し寄せています。「ニュース番組のリストラ」が始まってしまいました。  もう結構報じられているのでご存じの方も多いと思いますが、この秋から大物のニュースキャスターが降板となったり、大物キャスターの番組が終了することが発表されていますよね。実は、あれだけでは「リストラ」は終わりそうにありません。きっとまもなく明らかになると思いますが、いま発表になっている以外にも放送時間が短縮になったり、お金がかかるニュース特集の制作を取り止めたりする番組がありそうです。理由はもちろん、のっぴきならない局の台所事情による予算削減のようです。  今年のボーナスが大幅にカットになった、という愚痴はこれまでも局員さんから聞こえてきていました。まあ、このご時世ですからそんな会社はたくさんありますし、そもそもテレビ局は高給取りなので仕方ない面もあるよね、と思っていましたが、番組制作費の大幅削減、しかもニュースという報道機関の根幹に関わるコンテンツのリストラとなると話は深刻です。  そもそも、今の日本のテレビのニュース・情報系番組は放送時間が長すぎるし、長い割には内容が乏しかったので、放送時間を短縮すること自体は悪くないと思いますが、その分内容を濃くしてくれなければ視聴者としては困りますよね。  理由が予算の削減だとすると、局にとって「一番重要なはずのニュース・情報番組」から先にリストラするのは、いかがなものかと思います。番組のリストラまではいかなくとも、すでに2日間くらい同じVTRをずっと使い回している局なんかもあって、実質的にニュースの中身は以前より薄くなっています。  しかも、ニュース系の番組をリストラすることで、かなりの数のテレビマンの仲間たちが仕事を失うと思いますし、制作会社の中には経営に行き詰まるところも出てくるかもしれません。  そう思うと本当に私は泣きたくなります。  新型コロナで苦しいのはよく分かります。でも、今は世界中のほとんどの人が苦しいのです。こんな時だからこそ、雇用を守り上質なニュ

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(2020/07/25)