ラーメン官僚の心に残った3杯 レシピ・コンテスト(NIKKEI STYLE)

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1人のラーメンマニアとして、「是非、これを食べてみたい」と真っ先に思ったのが、この「塩?醤油?食べてみそ!(味噌)」だ。 出来上がりのラーメンの画像を見ただけで、考案者が自作ラーメンの創作にたけた者であるだろうと容易に想像できた。トッピングのチョイスや調理の仕方、麺の作り方。どれをとっても隙がない。 まずはトッピングだが、チャーシュー、メンマ、ネギ、三つ葉、糸唐辛子の5種類のみで、実にシンプルだ。必要不可欠なものだけを厳選し、スープの持ち味を損なうことがない。メンマも特筆に値する。麻竹の細切りを採用し、味噌たまり・三温糖・乾物スープで、しっかりと下味を施している。プロのラーメン職人であっても、メンマにまで気配りできる人は多くない。ラーメン作りで通常、力点が置かれるのはスープと麺、次がチャーシュー。ともすればメンマは後回しにされがちだ。見方を変えれば、メンマがしっかり調理されているならば、スープや麺、チャーシューはいわずもがなで、おいしいラーメンの可能性が高いということになる。 次に、麺の作り方について。ラーメンを自作する上で、麺を「どうするか」は最優先事項のひとつといえる。市販の既製品を使うか、中華麺専門の製麺所から取り寄せるか、はたまた自分で作るか。 この考案者は、迷うことなく自作の道を選んだ。レシピを見ると、国産と外国産をブレンドするなど小麦の種類にまでこだわる。 だしをとるガラを親鶏のものとしたり、タレに用いる「味噌たまり」をチャーシューとメンマの味付けにも活用したりすることで、食味の一体感を生み、深いコクと熟成したうま味の演出に成功。実によく考えられたレシピだと分かる。 この内容のラーメンが、原価率35%で提供できるなら、今すぐにでも開業できるだろう。そう思わせるのに十分な魅力的レシピだと感じた。

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(2020/07/25)