F1アメリカGP開催中止に無念。COTA代表「”伝統”のイベントになりつつあったのに……」(motorsport.com 日本版)
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F1は今季、南北アメリカ大陸でのレース開催、つまりアメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジルでのグランプリを公式にキャンセルした。
【動画】2020年F1第3戦ハンガリーGP決勝ハイライト
アメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)があるテキサス州はここ数週間、新型コロナウイルスの感染者がまた急増し始めている。また、アメリカGP以外に南北アメリカ大陸でのレース開催ができなかった場合、輸送コストが高くなりすぎてしまうという問題もあり、開催は難しい状況となっていた。
COTAは、開催中止の決定を受けて声明を発表。今季の開催チケットは発売開始当初、売れ行きが250%もの伸びを記録していたと述べた。
しかしCOTA代表のボビー・エプスタインは、「その数字は保守的なものだ」と、motorsport.comに語った。
「その勢いが失われていないことを願っている。(次のアメリカGP開催が)2021年まで遅れるんだ。ファンは今年のチケットを入手したいと思ってくれていた。チケットの販売や問い合わせはどちらも大幅に増加した」
「それはファンに望まれるイベントになるという観点で、我々が正しいことをしているということを示している。今年に向けても、座席数の増加や多くのエリアをアップデートを計画していた」
エプスタインは、チケット売り上げが増加した理由を訊かれ、Netflixシリーズのドキュメンタリー『Formula1:Drive to Survive(栄光のグランプリ)』がその一因だと語った。
「それはいろんなものの組み合わせだった。そのうちのひとつは、Netflixのシリーズを通じてF1自体の知名度がかなり上がったことだ。人々がこれを年に一度のビッグイベントとして、本物の伝統を確立し始めているんだ」
「地域コミュニティも、このイベントを市のカレンダーの一部として、ますます受け入れてくれているはずだと考えている。これらすべてが組み合わさって、ある程度の成功につながった」
エプスタインは、再びグランプリが開催できるようになった暁には、売り上げを維持できると考えているという。
「このキャンセルはスポーツとは関係がなく、健康と安全、ロジスティクスに関連したものだ。我々は必ずしも勢いを失うとは思わない。実際、需要が高まる可能性もある」
10月