「映画オタク」のビデオ屋店員がネットフリックス共同CEOになるまで(Forbes JAPAN)

【リンク先抜粋】
ネットフリックスのコンテンツ責任者を務めてきたテッド・サランドスが、同社の共同CEOに就任した。サランドスは、かつてレンタルビデオ店の店員だった人物だ。 ネットフリックスは7月16日、今年の第2四半期決算を発表し1010万人の新規会員の獲得を宣言した。それと同時にCEOのリード・ヘイスティングスは、サランドスの共同CEOへの起用をアナウンスした。 サランドスはハリウッドで最も影響力を持つ人物の一人にあげられる。ネットフリックスのコンテンツ戦略を統括した彼は、オリジナル番組の制作に注力し、政治スリラーの「ハウス・オブ・カード」を成功に導いた。 「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」や「ストレンジャー・シングス」などのヒット作の連発により、ネットフリックスはコンテンツ業界のトップへと浮上し、2020年のアカデミー賞では24件のノミネーションを受け、2賞を受賞した。 また、昨年のエミー賞では117件のノミネーションを受け、最多のHBOに次いで27賞を受賞していた。 ヘイスティングスは、サランドスの共同CEOへの起用について次のように述べた。「私がストリーミング中心の方向に会社の舵を切る中で、テッドは当社のコンテンツ戦略を率いてきた。彼の時代の先を読む力のおかげで、現在の成功がある。彼は業界のトレンドや消費者の好みを察知する、非常に優れた資質を持っている」 サランドスは今から20年以上前の2人の出会いを振り返り、当初はヘイスティングスのビジョンに懐疑的だったと述べた。当時、勃興期にあったインターネットが、いかにしてレンタルビデオ大手のブロックバスターを打ち負かすのか、想像できなかったという。 2010年にブロックバスターは経営破綻した。同じ年にネットフリックスは、それまでの郵送によるDVDレンタル中心のビジネスモデルからストリーミングにピボットし、今では世界1億9300万人の有料会員を抱える企業に成長した。 テレビが唯一の楽しみの映画オタク フェニックスの貧しい地域で育ったサランドスの少年時代の唯一の楽しみは、家でテレビを観ることだった。映画オタクの彼は、地元のレンタルビデオ店に務めるようになり、店にある全ての映画を観たという。その当時に蓄えた知識が、ネットフリックスのコンテンツ戦略に活かされた。 新型コロナウイルスのパンデミックより、ハリウッドの映画製作

続きはこちら

(2020/07/25)