「1カ月沈黙」中国人アーティスト 言論統制に抗議（テレビ朝日系（ANN））
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中国人のアーティストが1カ月間沈黙するパフォーマンスで当局によるネット検閲や言論統制に抗議しました。
中国人のアーティスト、ナット・ブラザーさん。先月、上海各地で30日間にわたって金属の留め具やマスク、粘着テープなどで口をふさぎ、その様子をSNSへ投稿し続けました。きっかけとなったのは、新型コロナウイルスの流行初期に武漢で警鐘を鳴らした医師が「うわさを拡散した」として処分を受け、関連するネット上の書き込みが次々と削除されたことでした。
中国人のアーティスト、ナット・ブラザーさん：「中国で、言論の自由がないことへの抗議です。国レベルでいうと、すべての人に1つの声しか許されない。皆が言い間違いを恐れ、すべての人が沈黙してしまう。沈黙が現実となっている」
中国国内での当局批判とも取れるパフォーマンスは難しく、先月、SNSのアカウントが凍結されました。拘束された過去もあり、常に恐怖心はあるといいます。
中国人のアーティスト、ナット・ブラザーさん：「どんな意見を発表しても捕まることも、おびえることもなく、多くの人が自由に表現できる社会になってほしい」
