【リンク先抜粋】
　医学部の不正入試問題が平成３０年に発覚した東京医科大の臼井正彦前理事長（７９）が東京国税局の税務調査を受け、同年までの５年間で計約１億円の申告漏れを指摘されていたことが２５日、関係者への取材で分かった。医学部入試での優遇を受験生の保護者側から依頼された際、多額の謝礼を受け取りながら申告していなかったという。 　また、鈴木衛前学長（７１）も医学部入試で同様に謝礼を受け取り、同年までの４年間で数百万円の申告漏れを指摘されたことも判明。過少申告加算税を含む所得税の追徴税額は、臼井前理事長が約４千万円、鈴木前学長は数百万円で、いずれもすでに修正申告に応じたとみられる。 　関係者によると、臼井前理事長と鈴木前学長は、大学側からの報酬を税務申告する一方、受験生の親らから受け取った謝礼については一切申告していなかったという。謝礼の中には、不正な得点調整を図って合格させた受験生の分も含まれているとみられる。国税局は、臼井前理事長が３０年までの５年間、毎年２千万円前後の謝礼を受け取っていたと認定した。 　東京医科大の不正入試問題をめぐっては、文部科学省の私大支援事業に関し、大学側に便宜を図る見返りに息子を合格させてもらったとして、同省の元局長（６１）が受託収賄罪で公判中。臼井前理事長と鈴木前学長は元局長への贈賄罪で在宅起訴された。

続きはこちら

(2020/07/25)