広島サヨナラ負け 大瀬良緊急降板に力投ケムナが光(日刊スポーツ)

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<DeNA9-6広島>◇24日◇横浜 先発した広島大瀬良大地投手(29)が2回2失点で緊急降板し、後を任されプロ3年目のケムナ誠投手(25)が3回1安打1失点、5三振を奪う力投を演じた。しかし2点リードで迎えた最終回に一岡がまさかの逆転満塁弾を浴び、あと1歩に迫った連勝は遠のいた。チームは再び借金が今季最多の「5」となった。 【写真】マウンドへ向かう広島2番手のケムナ    ◇  ◇  ◇ 大黒柱の緊急降板に、カープベンチはざわついた。先発大瀬良が2回でマウンドを降りた。突然訪れたピンチ。だが3年目右腕ケムナが、一際存在感を発揮した。 最速152キロの切れ味抜群の直球主体の投球で、強力DeNA打線と対峙し、3回を1安打1失点5奪三振の力投。チームに一時逆転の流れを引き寄せた。ケムナは「急でしたが、あるかもしれないと思っていた。いつも通り準備していたので、先頭から集中できた」と振り返った。 普段から明るい性格で、誰とでもフランクに話すナイスガイ。だがマウンドに上がると目の色を変えた。登板はいきなり中軸が相手だったが臆することなく直球で押し込み、3、4回と無安打無失点。5回2死二塁からロペスに一時勝ち越しとなる適時打を浴びたが、絶好調の4番佐野を内角低めの変化球で空振り三振に仕留め、最少失点で切り抜けた。直後にピレラが逆転2ランを放ち、プロ初勝利の権利を手にした。ケムナの快投に導かれるように、3番手以降も粘りの投球を続けた。5回の薮田は3者凡退。フランスアも1回無失点でつないだ。塹江は1発を許すも後続を打ち取った。 ただ、最終回に落とし穴が待っていた。2点リードの9回、23日から守護神を託された一岡が登板。無死一、二塁から梶谷に右前適時打を浴び、1点差につめられた。1死満塁から佐野に高めのボール球を捉えられ、痛恨の逆転満塁サヨナラ本塁打を被弾。あと1歩に迫った連勝を取り逃がした。佐々岡監督は「苦しいですけど、今いるメンバーでやるしかない。また明日切り替えていく」と前を向いた。借金は再び今季最多の「5」へ逆戻り。なかなか波に乗れないが、ケムナら奮闘した中継ぎ陣が救いだ。【古財稜明】 ▽広島松原チーフトレーナー(2回降板の大瀬良に)「登板中にアクシデントがあった。(病院には)行くことになると思います。明日の状態を見て、最善の方法をスタッフと決めたいと思います

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(2020/07/24)