2019年に廃棄された電子ごみの量が過去最多に(ギズモード・ジャパン)

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電子機器の回収・リサイクルが行なわれていないとなると、なんらかの形で環境汚染につながっている恐れがあり、非常に懸念されるところです。電子機器には、鉄や銅、金、水銀、難燃剤などの貴重かつ有毒な物質が含まれています。さらに、冷蔵庫やエアコンのような家電製品は、多くのケースで気候危機を悪化させる強力な温室効果ガスのクロロフルオロカーボン(いわゆるフロンガス)やハイドロクロロフルオロカーボンを含んでいます。また、主にアメリカのような高所得国では、電子ごみの8%が最終的には埋め立て地や焼却施設にたどり着いているそうです。 『グローバル・サウス』と呼ばれる、主に南半球に位置する開発途上国の多くは、電子機器の廃棄を規制するためのルールがないため、機器の分解を個人が行なったり、適切に廃棄しないリサイクル業者に売ったりするなど、電子ごみを誤って取り扱っている可能性があります。その結果、電子機器に含まれる多くの有毒な化学物質によって、地域の土壌や水路が汚染されてしまうかもしれないとのこと。 報告書の著者は、公衆衛生、特に子どもや労働者の健康への脅威を強調しています。非公認の電子ごみリサイクル場で働いたり遊んだりして生活している子どもたちは、電子機器を燃やしたときに発生する有毒ガスを吸い込んだり、電子ごみから流出する危険な化学物質に直接触れたり、有毒物質を含んだ土に触れたりすることもあるそうです。また、電子機器から金を取り出すために使われた酸などの化学物質が近くの水路に投棄されている可能性も指摘されており、それが地域の食糧システムに広がってしまうかもしれません。

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(2020/07/24)