拡大する減塩市場、商品開発の鍵は味や風味(日本食糧新聞)

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塩は料理の味付けや加工食品の製造に欠かせないが、過剰摂取は健康を害する要因になるため、世界的に塩分摂取量を抑制する動きが拡大している。 厚生労働省により5年ぶりに改訂された「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人1日当たりのナトリウム(食塩相当量)摂取量の目標値を男性7.5g、女性6.5gと定めた。2015年版と比べて男女とも0.5g引き下げられた。高血圧および慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量の目標値は、男女ともに1日当たり6g未満に設定された。 日本高血圧学会が高血圧治療ガイドラインで推奨する1日当たりの塩分摂取量も6g未満だ。さらに海外ではより低い目標値が設定されており、WHOは1日5g未満を推奨する。 国は生活習慣病の重症化予防に加え、高齢者の低栄養(フレイル)防止を視野に入れているため、今後も厚労省が定める塩の摂取基準は引き下げられることが予想される。さらには食塩相当量表示が完全義務化されたことで、消費者の目も厳しくなった。 一方、最新の「国民健康・栄養調査」によると、日本人の1日当たりの食塩摂取量の平均値は10.1g。男性が11g、女性が9.3gで、男女ともにどの世代でも厚労省の定める基準を超えている。年代別の摂取量では男女ともに60代が最も高い。20代と40代は比較的低い傾向にある。直近10年で見ると塩分摂取量は減少しているが、日本人の塩分摂取量はまだまだ多いと言えそうだ。

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(2020/07/24)