不安の淵から抜け出すための、ストレス対処術。(VOGUE JAPAN)

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科学的根拠に基づいたメンタルヘルス対処法で、まずやるべきなのは、コントロールできないことは諦めてコントロールできることに集中することだ。私たちは、自分の感情をコントロールできなくなると、つい焦ってしまう。例えば、希望する仕事が手に入らないとか、連絡を心待ちにしている人からメールがこないなど。こうした自分ではどうすることもできないことに対する不安が、心の病へと私たちを追いやってしまうのだ。 不安に駆られ始めると、水を飲む時は必ず10口ずつ飲むとか、寝室のドアを何度も開け閉めするといったような「儀式」を始める人は多い。それをしないと願いが叶わなくなると思い込んでしまうのだ。この反応は、強い不安に駆られた心が、不確実な状況に対し能動的になろうとするために起こる。さらに迷信は深くなり、「私の提案が採用されて、嬉しかった気持ちを誰かに伝えた途端に具現化しなくなるのでは」などと、あらぬ方向に考えるようになるかもしれない。こういった迷信を信じ込み、そこにとらわれてしまうと、最終的に強迫性障害に発展する可能性がある。 強迫観念にとらわれ「儀式」を行う衝動に駆られた時に思い出してほしいのは、「悪い習慣は、根付く前に断ち切る」ということ。ここで余計なことはせずに、強迫観念や迷信は捨ててしまおう。次にまた水を10口飲みたくなったり、寝室のドアを何度も開け閉めしたりしたくなった時は、その衝動をぐっと我慢してみよう。 儀式を行わないことで「最悪の事態が具現化してしまう」と、一時的に不安感が強くなるかもしれない。しかし、何度か衝動を我慢するうちに、不穏な思考の支配力は弱まり、不安感が鎮まるはずだ。

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(2020/07/24)