12球団注目の早鞆・渕上が救援で2回無失点/山口(日刊スポーツ)

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<高校野球山口大会:早鞆9-1長門>◇24日◇3回戦◇オーヴィジョンスタジアム下関 【写真】力投するプロ注目の早鞆エース渕上竜椰投手 山口で、プロ全12球団が注目する早鞆の最速146キロ右腕エース、渕上竜椰投手(3年)が7回コールド勝ちに貢献した。5回から2イニングを投げ、1安打無失点。この日は最速139キロながら、制球重視で危なげない投球を見せた。    ◇   ◇   ◇ エンゼルス大谷を目指す渕上が、救援で長門をねじ伏せた。5回から2番手で登板。「マウンドに上がる以上、エースとして絶対抑えるつもりで上がっている」という強い気持ちで28球を投じた。 この日はスライダー、カットボール、ツーシームを封印。130キロ台後半の直球を軸に、チェンジアップとカーブだけで長門打線を翻弄(ほんろう)。8強入りを決め、26日宇部工戦へ「150キロを目標にしているので、明日(25日)、(コンディションを)整え、最速を目指す」と意気込んだ。 19日の2回戦・下関北戦で4回から初登板し、最速144キロをマークする力強い投球で2回を無安打無失点。4三振を奪った。視察の9球団スカウトにアピールした。そこから中4日。前回について「ボールが高めだったので、今回はコントロール良く、低めを意識して臨んだ」と修正した。 福岡・飯塚市出身で、福岡の強豪校に進学する道もあった。だが「元プロで甲子園の準優勝投手から学びたかった」。89年夏の甲子で仙台育英(宮城)を準優勝に導き、ダイエー(現ソフトバンク)でも活躍した大越基監督(49)が指導する早鞆に進学した。 大越監督は渕上について「強い成長を感じる。指先が器用で体が軟らかい。身長や体つきを含め、自分より将来性がある」と評す。5月25日の練習再開後、12球団が視察に訪れ、渕上は「スカウトが見に来てくれたことでいい意味、プラスになった」と明かした。 新型コロナウイルス感染拡大による活動休止中、筋トレや食トレなどを徹底したことで体重は昨秋から10キロ増の85キロに。エースのこの変化も、大越監督は「体の軸が安定し、片足で立ってもブレない」と評価。成長のすべてを注ぎ、集大成の夏にする。【菊川光一】

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(2020/07/24)