池江璃花子起用の舞台裏「世界の選手に希望の光…」(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
東京オリンピック(五輪)1年前イベント「一年後へ。一歩進む。~+1(プラスワン)メッセージ~ TOKYO2020」の演出を手掛けた佐々木宏クリエーティブ・ディレクター(66)が23日、都内で会見し、池江璃花子を起用した舞台裏などを明かした。 【写真】五輪1年前にメッセージを送り、涙をみせた池江璃花子 「安倍マリオ」を考案したリオ五輪の引き継ぎ式を担当し、東京パラリンピックの開閉会式の演出を任される縁で、6月初旬に検討を始めた組織委から依頼を受けた。当初は「新聞広告や動画ネット配信を考えた」と生の催しは避ける方針だったが「延期や中止の言葉が飛びかい、アスリートの声が少なく感じて残念だった」。選手目線の発信を模索した中、池江が白血病から競技復帰を目指す姿に感動し、打診した。「本来は今夏の期待の星1番手だった彼女が、プールに戻るという希望があったから闘病生活を頑張れたと。世界の選手にとっても、希望の光が聖火の中にあってほしい。その強いメッセージを発していただくのに適役だった」。イベント自粛から一転、生出演に発展した。 1年後の開会式と同じ午後8時開始。「今、スポーツやエンタメを語ることが不謹慎な風潮の中、東京五輪が決まった時、観戦チケットに当選した時の気持ちを少しでも思い出してもらいたい」と願いを込めた。「2021」ではなく「2020+1」としたのも「延期が残念な言葉になっていたので少しでもポジティブに」。64年東京大会のファンファーレ、市川崑監督の記録映画も池江の4分20秒スピーチに織り交ぜた。 世界に配信した動画は「プレーンな白の衣装で凜(りん)とした彼女の思い、美しさ、強さを伝えたかった。余計な演出なく」。池江に託した。後は「楽しみ」な感情が国民に戻る日を待つしかない。【木下淳】

続きはこちら

(2020/07/23)