阪神藤浪まさか満塁被弾に泣く 次戦は30日見込み(日刊スポーツ)

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<阪神2-4広島>◇23日◇甲子園 663日ぶりの勝利を目指して先発した阪神藤浪晋太郎投手(26)は、7回途中4安打4失点、6四球で降板。2点のリードを許し、2番手望月にマウンドを譲った。 【写真】ピレラに右越えの逆転満塁本塁打を浴び悔しげな表情を浮かべる藤浪   ◇    ◇    ◇ 藤浪は息をのんだ。目を見開き、飛球の行方を追った。白球は無情にも右翼ポール際のフェンスを越えた。息をフーッと吐き出す。受け入れがたい現実に、そのまま思わず目を閉じた。 「何としても自分自身で勝ちを呼び込まないといけなかった。今日一番のターニングポイントで粘りきれず、もったいない投球になってしまいました」 激しく悔いたのは2点リードの6回、変わり身に割れんばかりの拍手が降り注いだ直後だった。 1死一塁から3番堂林、4番鈴木誠に2者連続四球を与えた。1死満塁。5番松山に3ボールから3球連続でストライクを投じ、外角低め154キロで見逃し三振を奪った。メガホン音が響き渡る中、2死満塁。6番ピレラへの2球目、外角154キロを今度はハードパンチされた。逆転満塁被弾。悔しさのあまり右太ももを強くたたいた。 3月下旬に新型コロナウイルスに感染して出遅れた。5月下旬には練習遅刻が理由で2軍落ちした。357日ぶりの1軍マウンド。直近の2軍戦ほど制球が安定しなかったのは致し方ない。甲子園独特の緊張感。侍ジャパン4番の鈴木誠にリーグ首位打者堂林らが待ち構える重圧。この2つに3月以降の経緯が加われば、力むなと言う方が酷だ。 1回は1死一、三塁から同学年の4番を154キロで詰まらせ、遊ゴロ併殺に仕留めた。2回からの4イニングは無安打投球と安定させた。ついに663日ぶりの白星か。機運がピークに達しつつあった6回、勝負どころで力みを制御できなくなった。自身4年ぶりの満塁被弾に泣いた。 どん底からの復調気配は間違いない。最速156キロの直球は強さを取り戻しつつある。ただ、引き分けを挟んだチームの連勝を5で止め、6年ぶりの6カード連続勝ち越しも幻にした事実が何より悔しい。 矢野監督は「晋太郎らしく腕を振って投げてくれた。(6回は)勝負にいった結果なので仕方がない」と納得した上で、再チャンスについて「もちろん先発させる」と明言した。次回は30日の敵地ヤクルト戦となる見込み。今度こそ、復活を仲間と分

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(2020/07/23)