浜松市「クラスターの恐れも」 飲食店女性従業員4人感染 客含め160人PCR検査へ【新型コロナウイルス】(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)
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浜松市は23日、男女5人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。このうち20~40代の女性4人は同市中区の中心街で接待を伴う同じ飲食店の日本人従業員。市は「クラスター(感染者集団)が発生している恐れがある」との見方を示し、来店客や従業員、その同居者らを加えた計160人を濃厚接触者とみてPCR検査を始めた。店舗名は公表しなかった。
女性従業員はそれぞれ16~20日に発熱や倦怠(けんたい)感などを発症し、4人ともPCR検査で22日に陽性と確認された。同店は21日から休業しているという。市は現時点で「感染経路は特定できていない」と説明している。
市は、16日に最初に発症した従業員から他の関係者に感染した可能性がある時期を2日前の14日以降と推定。同日から休業までに入店したとみられる客は約100人という。PCR検査結果は、多くが数日以内に判明するとみられる。
市は店舗名を公表しない理由として、同店が5月以降、名簿に氏名と連絡先を記入した常連客だけを入店させていたことを挙げ「客を特定できているので県の公表指針に当たらない」との見解を示した。飲食店は30人以上を収容でき、感染予防策で店内の換気、消毒、検温などを実施していたが、従業員は接客時にマスクやフェースシールドは着けていなかった。
女性4人以外の感染者は21日に感染が発表された東区の30代男性と接触があった県内在住の30代男性という。
浜松市の感染者は計17人、静岡県内の感染者は計123人(再陽性者を含むと124人)になった。