新型コロナ感染再拡大、大阪、愛知など大都市圏へ波及 「GO TO」で地方への感染拡大も懸念(産経新聞)

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 新型コロナウイルスの感染再拡大が東京都だけでなく、大阪府、愛知県、福岡県など他の大都市圏でも止まらない。新規感染者数は23日にも過去最多を更新する地域が相次ぎ、検査拡充の影響に加え、都府県間の相互往来がきっかけとみられる感染確認も目立つ。政府の観光支援事業「Go To トラベル」に伴う大都市圏からの旅行者の移動により、医療態勢が脆弱(ぜいじゃく)な地方圏への感染伝播(でんぱ)が懸念される。  「人数で見れば第2波に入っている」。22日に過去最多の121人の感染者が出た大阪府(882万人)の吉村洋文知事はこう述べ、危機感を示した。東京都(1400万人)と同じ人口に換算すると192人に相当。感染者の急激な伸びは今月中旬以降で、東京都より1~2週間遅れで流行の広がりがみられる。  検査件数に対する感染者の割合を示す「陽性率」は6・6%(7日間平均)で、6・7%(同)の都とほぼ同水準。最近のPCR検査数は都の1日最大約5千件に対し、府は最大約1500件にとどまり、潜在的な感染者は府の方が多い可能性もある。府は約3500件までの拡充を目指しているという。  感染の再拡大は名古屋市を抱える愛知県、九州の中心である福岡県でも顕著。ここ数日間で過去最多を更新している愛知県の大村秀章知事は「衝撃的な数値」と驚きを隠さない。23日も前日の64人を大幅に上回る90人以上が確認された。  東京都や大阪府など県外での感染が原因となる人が約4割を占め、約1割だった4月と状況が異なるという。また、22日の64人のうち名古屋市が約7割の44人に上り、河村たかし市長は「非常に憂慮すべき局面」と訴える。  福岡県でも過去最多だった22日の61人のうち、福岡市が44人だった。「特効薬はなく、人の移動も制限されていない。感染者が減る要素はない」(高島宗一郎市長)。今月下旬には、福岡県との行き来で感染したとみられるケースが佐賀、熊本両県で確認された。  東京都のみを除外して始まった「Go To」が感染の再拡大をさらに誘発するリスクはないか。  東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は「旅行中の感染リスクはあまり高くないが、感染者が動き回ることで感染が広がる」と指摘。「大都市圏から感染者の少ない地方に行く際は体調面に配慮し、逆に地方から大都市圏を訪れるなら滞在先が感染防止のガイドラインを守ってい

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(2020/07/23)