フォーメーションラップ中の無線規制は王者メルセデスをも苦しめた? エンジンストールを心配するハミルトンに助言できず(motorsport.com 日本版)

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 F1第3戦ハンガリーGPのスタート直前、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は無線でエンジンストールの懸念について訴えていたが、チームはそれに返答しなかった。彼らはフォーメーションラップにおける一連の無線規制によって、そうせざるを得なかったと説明した。 【動画】2020年F1第3戦ハンガリーGP決勝ハイライト  フォーメーションラップを終えてポールポジションに着いたハミルトンは、チームに無線で「エンジンストールしそうな音がしている」と訴えた。ピットウォールにいる人間は何ら問題がないことを知っていたが、彼にそれを伝えることができなかった。これは、フォーメーションラップ中のいわゆる“コーチング”が禁止されていることが関係している。  現在のF1競技規則では、「ドライバーは単独で、誰の助けも借りずにマシンを運転しなければならない」と定められており、2017年に出された技術指令ではそれに関連して、フォーメーションラップ中の無線交信が制限されたのだ。ハンガリーGPではこのルールにハースが抵触し、フォーメーションラップ中にふたりのドライバーにピットインを指示してウエットタイヤからドライタイヤへと交換したため、後にそれぞれ10秒のタイム加算ペナルティが科された。  また、アルファタウリのダニール・クビアトも、フォーメーションラップ中にドライタイヤへ交換することをチームに提案していたが、チームは前述のルールを遵守したため、それについて話し合うことができなかった。 「ルイスはフォーメーションラップでエンジンがストールしそうだと思っていて、それを報告してきた」  メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンはそう語った。 「実際にはセンサーの問題で、彼がフォーメーションラップでスタートを待っている時、つまりアイドル状態のエンジンにだけ影響を与えていた」 「ストールすることはないし、いずれにせよ完全にエンジンが止まらないよう保護されているので問題なかったが、あの状況で我々は彼に大丈夫だと伝えることができなかった」 「それはフォーメーションラップの間はドライバーに話しかけることができないというルールがあるからだ。我々は大丈夫だと分かっていたが、彼は発進するまで少し心配していたようだ」  またショブリンは、スタートで失速して順位を落と

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(2020/07/23)