安西幸輝×鈴木優磨「こんなにも何もできなくなるのかという無力感」コロナ禍に直面した2人の思い(VICTORY)

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――新型コロナウイルスの世界的な流行するなかで、どのように過ごしていましたか? 鈴木 僕はリーグが中止になって、帰国していました。帰国前はヨーロッパほどの影響はないって聞いていましたが、帰ってみたら全然人も歩いていなくて深刻なのは伝わってきて、思っていた以上にショックでした。 ――対応にベルギーとの違いは感じましたか? 鈴木 まずベルギーは、マスクをつけるという文化がないんですよね。マスクをつけて歩いている人がいない。練習も早めになくなり早い段階で外出禁止になったので、僕はほぼ外出していません。その他にも複数人で家にいないようにとか、いろいろな対策がありました。数カ月前に警察が家に来て、複数人でいないかを確認していきました。日本では法律的にそこまで縛ることができないじゃないですか。本当はそうしたいんだろうけど、できないのも仕方ないなって思っていました。 ――警察が一軒一軒を見回るくらい厳しかったんですね。 鈴木 徹底はすごいですよ。ヨーロッパのコロナに対する徹底ぶりは強かった。こっちは法律的な拘束力も強いですからね。 安西 先にポルトガルのリーグが延期になって、ベルギーもすぐその後に中断になったんだよな。ポルトガルも早く対処していて、すぐに街から人がいなくなりスーパー以外の外出は禁止になりました。市町村間の移動も禁止され、検問していましたね。日本の状況は親であったりニュースであったり、帰国した優磨であったりから聞いていました。流行はヨーロッパのほうがすごかったせいか、比較的に早く対応していましたね。 ――海外にいた立場から日本の状況を見て、どんなことを感じましたか? 安西 3月くらいに、花見をしている人がいるというのを知りました。こっちに住んでいたら、そんなことは考えられないことでびっくりしましたね。とはいえ、日本の対応も早かったように感じます。それに全員の意識が高いから、特別に日本を心配するようなことはありませんでした。 鈴木 日本人は、やっぱり状況を理解するのが早いよね。こっちは拘束力がないと、絶対にできない。日本人のほうが、自分で判断して考えられる能力が高いと思います。それでも怖さはありましたね。こっちがどれだけ深刻かを知っていたので、日本もこうなるのかという怖さがありました。ヨーロッパでは練習もなくなっているのに、日本ではまだ無観客で練習試

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(2020/07/23)