鈴木大地長官「順位以上に意義や喜びがある大会に」 東京五輪開幕まで1年(産経新聞)

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 延期が決まった東京五輪の開幕まで23日で残り1年。世界的に感染が広まった新型コロナウイルスは収束の見通しが立たず、スポーツ界も国際大会の延期や中止が相次ぎ、国内では子供たちや幅広い世代で運動不足が深刻だ。スポーツ庁の鈴木大地長官が産経新聞のインタビューに応じ、「順位以上に意義や喜びがある大会に」と1年後へ思いを語った。 (聞き手 田中充)  --東京五輪開幕まで1年となった  「現在は五輪というよりは新型コロナの話題が占め、来年の大会に対する考え方も変わってきている。まずはコロナと向き合い、うまく収めてその先に五輪があると思っている。1年後に出場するアスリートたちにとっては、ある意味で苦しい境遇を味わった“戦友”として思いを共感し、連帯できる場になるのではないか。競技の1位、2位、3位を争う以上の意義と喜びがある大会になってほしいと願っている」  --スポーツ庁の大きな役割に強化費がある。今年度と同じ予算規模の100億円は確保できるか  「来年度に向けた概算要求の作業が始まっている。来年度は東京五輪・パラリンピックだけでなく、冬季の北京五輪・パラリンピックも開催される。強化費に関しては、いろいろと工夫とやりくりをしていかなければならない。(要求額の)具体的な金額を申し上げることはできないが、思う存分に強化が図れる予算にしていく必要がある」  --スポーツ界も多くの大会が延期・中止を余儀なくされている。外出自粛のムードもまだまだあり、スポーツと関わりが薄くなる人たちも出てきてしまう  「多くのイベントや大会が中止になった一方、eスポーツはコロナ禍でも盛り上がっていたように思う。もともとリモートでプレーすることが可能で、リーグなどが開幕できなかった野球やサッカーのトップ選手がeスポーツのゲームに参加し、競技の認知度やファンへの浸透を図っていた。私自身もeスポーツへの考えが変わった。スポーツやリーグへの関心を失わせないためのツールとして、eスポーツがリアルなスポーツとうまく融合してほしいと期待している」  --ウィズ・コロナ、アフター・コロナのスポーツの在り方をどう考えるか  「学校が休校になって自粛生活が続いていた子供たちの体力低下も懸念され、スポーツ庁も一番危惧している点だ。“密”になりやすいコンタクトスポーツなどは、まだまだ制限されてしまうだろう

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(2020/07/23)