阪神サンズ絶好調の14打点、矢野監督「頼もしい」(日刊スポーツ)

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<阪神3-3広島>◇22日◇甲子園 阪神ジェリー・サンズ外野手(32)のバットが止まらない。1-1の8回、1死走者なしから広島3番手塹江の高め149キロ直球をとらえた。舞い上がった打球はぐんぐん伸び、それに比例して球場の歓声もどんどん増した。右翼席に着弾。「終盤で同点だったから、甘いボールが来たら逃さず打とうと思っていた。しっかり捉えることができて良かったよ」。2戦連発となる一時勝ち越しのソロは、チームトップタイとなる5本目のアーチとなった。 1点ビハインドの3回にも勝負強さを発揮した。1死三塁から広島の先発野村の142キロツーシームを右中間へ。「どうにかしてランナーをかえしたいという気持ちで、外野まで飛ばせる球を待っていたよ。それをしっかり打ち返せて良かったね」。同点の適時二塁打で、試合を振り出しに戻した。 昨季韓国・キウムで打点王を獲得した実力は本物だ。16日のヤクルト戦(甲子園)からこの日の本塁打まで、6試合で8安打。うち7本は適時打か本塁打で、同期間は打点も9挙げている。得点圏では13打数6安打で打率は4割6分2厘。開幕は打撃不振で2軍スタートだった助っ人が、巻き返してきた。 同じ助っ人のボーアは右臀部(でんぶ)の張りで3試合連続欠場中。その中でサンズは、21日の同戦でバックスクリーン弾を含む2打数2安打2打点2四球と絶大な存在感を示し、この日も2安打2打点。B砲離脱の穴を埋めている。試合前練習のノックでも一塁で受けるなど、相方の穴を埋める意識は高い。 サンズはこれで3試合連続マルチ安打&マルチ打点と絶好調。打点もチームトップの14だ。矢野監督は「頼もしいです」とニンマリ。一時は0割台だった打率も3割台に乗せてきた。執念ドローのなか、サンズの急上昇も虎には朗報だ。【只松憲】

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(2020/07/22)