新入幕の20歳琴勝峰が4連勝 元大関高安倒し「勝ててよかった」(産経新聞)

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 将来性豊かな大器が新入幕で暴れている。20歳の琴勝峰が元大関の実力者、高安を撃破。「同じ地位にいるので、勝つ気でいかないと、と思っていた。勝ててよかった」。4連勝で前半戦の土俵を沸かせている。  序盤は防戦にまわった。高安の押しをかわしながら右へ右へと回り込んだ。一周して土俵中央に戻ると、押し返して逆襲。相手がこらえようと重心を前に傾けたところで引き、右に体を開いて、はたき込んだ。  埼玉栄高から角界入り。同学年の十両豊昇龍、幕下納谷らとともに「黄金世代」と呼ばれ、その中でもひと際輝きを放っている。191センチ、160キロ台の立派な体で、組んでも離れても力を発揮する「万能型」。攻められても逆転で白星を拾える体の柔らかさ、身のこなしの良さもある。  幕下までは本名から琴手計(ことてばかり)というしこ名で、十両昇進のときに改名した。「峰」にはてっぺんを取るという思いが込められている。次代の大関候補との呼び声高く、数年後には角界を引っ張っている可能性もある。  本人は「周りの環境に恵まれた」と成長の理由を語る。佐渡ケ嶽部屋勢は自身も含めて幕内に5人。ベテランの元大関琴奨菊から稽古法や心得を学び、2歳年上の琴ノ若と何番も相撲を重ねてきた。稽古相手が豊富で、出稽古禁止の影響をほとんど受けなかった。  残り11番に向け、「今は良い感じ。それを続けられるようにしていきたい」と力を込めた。快調に白星を並べる逸材から目が離せない。(浜田慎太郎)

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(2020/07/22)