東京の感染者、7月で累計の4割近く 入院患者数急増(産経新聞)

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 東京都内の新型コロナウイルスの感染者数の累計が22日、1万人を超えた。新規感染者数がほぼ連日3桁となる今月だけで約3800人で全体の4割近くを占めており、感染再拡大が鮮明になっている。入院患者数も今月初めに比べ3倍超となり、重症者数もじわじわ増えている。小池百合子知事は緊急記者会見で「4連休は感染拡大を食い止められるかどうかの重要な期間だ」と強調、徹底した感染予防を訴えた。  「ちょっと前まで皆さんは敏感だったと思うが、最近は店の消毒液を通り過ぎる人もいるのではないか」。小池氏は記者会見で、最近は飲食店での会食や会食後のカラオケなどを通じた感染事例があることを紹介した後、危機感低下への懸念を示した。  都と警視庁で連携して接待を伴う飲食店での感染予防策徹底に取り組む方針を示し、「主要繁華街で速やかに実施する」。具体的な方法などは検討中とした。  新規感染者数増加の背景に、検査件数の大幅な伸びがある。1日当たりの実施件数は4~5月の感染第1波の際は2千件に届かない日が続いたが、検査能力向上が進み、7月中旬に入って4500件を超える日もある。状況に応じて無症状の人も検査対象になり、感染者が出たホストクラブなどでは濃厚接触者に該当しない従業員も含め全員検査を実施した。  その結果、感染状況は厳しさを増した。22日の都のモニタリング会議では40代以上の中高年層で感染者数が増加し、14~20日で全体の28・5%を占めていることが報告された。40、50代で重症例が散見されている点も挙げられ、21日の重症者数は1週間前の2倍に相当する14人となった。  入院患者数は21日に949人に達し、1日の280人と比べ3倍超に跳ね上がった。医療機関側は消毒などの人手が必要となるため、週末や祝日で空いている病床に患者を入れられないケースもあるとされる。  感染経路不明の割合が大きいことも懸念材料だ。今月中旬以降は50%超が目立ち、特に40~50代の男性で経路不明が多い。モニタリング会議では有効な追加対策を講じず現在の状況が4週間続けば、感染経路不明の感染者は1日当たり約610人になるとの分析が出された。  医療提供体制に関する4段階評価の警戒度は、上から2つ目の「体制強化が必要であると思われる」が維持されたが、会議で専門家の一人は「逼迫(ひっぱく)していないとはいえない。何と

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(2020/07/22)