プール施設、4連休で混雑緩和に腐心(産経新聞)
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新型コロナウイルスの感染が多発する中、23日から4連休が始まる。自治体などによる遠方への外出自粛の呼び掛けを受け、近場で夏のレジャーを満喫できるスポットとして注目を集めそうなのが、各地のプール施設だ。施設側は混雑緩和の徹底に腐心しており、一部の施設では営業を見合わせる動きも出始めた。
埼玉県深谷市のプール施設「アクアパラダイスパティオ」は、感染拡大防止策の徹底を図りながら4連休中も営業を行う。混雑を避けるため利用者数が150~200人になるよう入場制限をかけるほか、更衣室のロッカーを間引いたり、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保を客に呼び掛けたりする。
施設は感染拡大を受けて休業していたが、6月17日に営業を再開した。佐藤信也館長は「感染防止と集客の両立は難しいが、来てくれる人には楽しんでもらいたい」と話す。
同県所沢市の西武園ゆうえんちも、プール施設内にソーシャルディスタンスを取るための目印を設けるなどして営業する。更衣室の混雑緩和のため、自宅で水着に着替えてから来園することも求めている。担当者は「対策は万全だと胸を張れる。安心して来てほしい」と強調する。
一方、感染拡大防止を最優先する観点から、今夏中の営業休止に踏み切るケースもある。埼玉県は、しらこばと水上公園(越谷市)、さいたま水上公園(上尾市)など4公園の大型屋外プールの休止を決定した。さいたま市も大和田公園プールなど5施設の屋外プールは営業しないことに決めた。
同市の担当者は、「屋外のレジャープールは家族連れなどが多く集まって遊ぶことが想定され、感染拡大のリスクが高い」と話している。(中村智隆)