へき地診療所に陰圧室設置へ 瀬戸内町 新型コロナ対策で(南海日日新聞)

【リンク先抜粋】
 鹿児島県瀬戸内町は、新型コロナウイルス感染症対策として、町へき地診療所に陰圧対応可能な多目的空気清浄機を整備する。発熱のある患者を診る発熱外来で利用し、万一、感染者が訪れた場合の医療スタッフへの2次感染リスクを軽減する。  20日にあった瀬戸内町議会臨時会で、関係する巡回診療施設特別会計補正予算を可決した。県の感染症緊急包括支援事業補助金177万9000円を活用。同機1台のほか、感染防護服一式を200セット、簡易ベッド3台を購入する。  空気清浄機は8月末の設置を目指す。同診療所既存の病室を低コスト、短時間で陰圧室にでき、ウイルスの外への漏れを防ぐ。インフルエンザなど他の感染症対策にも有効だ。  町保健福祉課によると、同機購入は、新型コロナウイルス感染症の拡大に備え、3月から協議を重ねてきた。同診療所ではこれまでにも同感染症疑いの症状がある患者から2件の検体採取を実施しており、結果は陰性だった。  同課の眞地浩明課長は「院内感染を防ぐのが一番の目的。まずはスタッフの安全を守らなければならない」と話した。  一方、同機の購入により、「『感染が心配だから』といって、健康な町民がすぐに同診療所で検体採取できるということにはならない」と強調。今後も厚生労働省が示す「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」にあてはまる場合は帰国者・接触者相談センター=名瀬保健所管内0997(52)5411=、あてはまらない場合はかかりつけ医療機関などに電話相談して指示を受けてほしいと呼び掛けている。

続きはこちら

(2020/07/22)