完熟マンゴー味わって 天城町で出荷出発式(南海日日新聞)

【リンク先抜粋】
 マンゴーの収穫シーズンを迎えた鹿児島県天城町。2020年度産の出発式(町熱帯果樹生産組合と町主催)が21日、同町天城の農園であった。関係者ら約40人が出席。今期は暖冬の影響で収量が減る見込みだが、品質は上々の出来という。生産量27トン、生産額8100万円を目指す。出席者は紅色に完熟した果実の収穫を喜び、さらなる品質向上と産地の発展を期待した。出荷は8月いっぱい続く。  出発式は貴島克仁さん(69)の園であり、生産者や町当局、輸送業者らが出席した。森田弘光町長らがテープカットをして出荷開始を祝い、ビニールハウスでネットに入れられたマンゴーの実を収穫。試食のマンゴーも振る舞われ、出席者は濃厚な甘さに舌鼓を打った。  森田町長は「県内のマンゴー生産は昭和60年ごろに天城町から始まり広がった。組合員が互いに協力することが発展につながる。これからもおいしいマンゴーを待つ日本中のファンの期待に応えてほしい」と生産者らを激励した。  同組合の加入農家は34戸、栽培面積は約3・9ヘクタール。19年度の実績は生産量30・5トン、生産額9150万円。今期は暖冬で花芽の形成が遅れたほか、着果数も少なくなったという。  作山和久組合長は「収量は減るが品質は例年通り。甘い実から島の太陽を感じてもらえるはず」と太鼓判。貴島さんは「毎年試行錯誤しながら味のいいマンゴー生産に取り組んでいる。完熟果のおいしさを味わってほしい」と話した。

続きはこちら

(2020/07/22)