ピーチ、成田1タミに10月再移転 駅直結で利便性向上(Aviation Wire)

【リンク先抜粋】
 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は7月22日、成田空港の使用ターミナルを現在のLCC専用第3ターミナル(T3)から、2019年10月まで乗り入れていた第1ターミナル(T1)に変更すると発表した。冬ダイヤ初日の10月25日から変更し、約1年ぶりにT1へ戻る。  ピーチは成田へ就航した2013年10月27日から2019年10月26日まではT1に乗り入れていた。同じくANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のバニラエア(VNL/JW)との統合により、同社が使用していたT3へ同年10月27日に移転したが、全日本空輸(ANA/NH)など国内外約50社の航空会社が乗り入れるT1に再移転する。  T1は地下にある京成電鉄(9009)やJR東日本(9020)の駅と直結しており、再移転で利用者の利便性を向上させる。2015年4月8日にT3が開業した際も、最寄りの第2ターミナル(T2)地下の鉄道駅から徒歩で約15分かかることから、ピーチはT1に残留した経緯がある。  再移転後は、国内線は以前と同じ南ウイング1階にチェックインカウンターを設置。国際線は場所が決まり次第発表するという。  ピーチはT3へ移転した2019年10月27日に、成田空港を拠点化。羽田発着の国際線とともに首都圏路線を強化してきた。国内線全22路線、国際線全17路線のうち、成田発着は国内線が8路線、国際線が2路線で、8月1日に開設する釧路線と宮崎線を加えて国内線は10路線に拡大する。  6月19日に国内線全路線の運航を再開しており、7月22日からは国内線のすべての便を運航している。22日に成田空港内で会見したピーチの森健明CEO(最高経営責任者)は、「今日から国内線全便の運航を開始した。国際線は入国制限や検疫を踏まえ、10月以降の再開を目指して準備している。成田からの国内線と国際線を拡充するので、今回の移転は今後の事業拡大を踏まえて判断した」と語った。  ピーチの国際線はインバウンド(訪日)の旅行者が多いことから、国際線の復調までには「1年程度の時間が必要になる。再開後の国際線は運航規模を当初計画から大幅に減らし、国内線拡充を前倒しする」と述べ、本拠地である関西空港から乗り入れている国内線の就航地を中心に、路線拡充を目指す。

続きはこちら

(2020/07/22)