巨人で台頭する投手2人が“後押し” エース菅野の来季メジャー流出に強い現実味(日刊ゲンダイDIGITAL)

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 巨人のエース菅野智之(30)が3年ぶりの開幕4連勝を飾った。  21日の中日戦に先発。三塁を踏ませない危なげない投球で許した安打はわずか3。135球の完封勝利で防御率は1・77となり、「また完封します」と汗を拭った。 ■チーム防御率は12球団トップ  開幕前、巨人の不安は投手陣だった。昨季15勝の山口俊がメジャーへ移籍。チーム内でも「穴が埋まっていない」「投手がいない」と不安視されたが、フタを開けてみれば、21日現在、12球団トップのチーム防御率3・01の成績を残している。  原動力は他球団が「やられている」と眉をひそめる「2人の投手」だそうだ。  まずは高卒2年目以内で球団史上初の開幕3戦3勝で、あの桑田真澄を超えた戸郷翔征(20)。もう1人はデラロサ離脱後に代役守護神も務めるなど、10試合10回を投げて防御率0・90の絶対的セットアッパー中川皓太(26)である。  戸郷は若さと勢いとクセ球を武器に防御率も1・89と抜群の安定感を誇る。  コロナ禍の影響か、今季はライバル広島などの投手陣が崩壊。特に抑え投手受難のシーズンとなっている。それでも巨人は、開幕守護神のデラロサが故障離脱した後も、中川が終盤の砦となり、いまだ1失点。かつての山口鉄也をほうふつとさせる投球で首位を走る原動力となっている。  これで菅野の夢への道が開けるのではないか。  かねて公言しているメジャーリーグ挑戦の後押しになるかもしれない、とさる球界関係者がこう言った。 「もし巨人が『投壊』でV逸するようなら、エースの立場から、菅野はこのオフにポスティング移籍を球団に直訴しにくい雰囲気になるでしょう。中川は入団以来、オフの自主トレなどでずっと面倒を見てきた東海大の後輩。戸郷は山口俊の弟子だけど、菅野自身が後を託せそうな将来のエースになり得るポテンシャルを秘めている。2015年から4年連続でV逸していた頃は、なかなか若い投手が出てこない、とチームの未来を憂慮していた時期もあった。先発とリリーフに実力派の後輩が出てきたことで、心おきなくメジャーに挑戦できる環境が整ってきたといえます」  若手の台頭が菅野の流出を後押しするというなら、巨人にとって痛し痒しかもしれない。

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(2020/07/22)