朝乃山、ライバル・豊山にリベンジで3連勝 「今場所は自分が勝つ気持ちで土俵に上がった」(スポーツ報知)
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◆大相撲 7月場所3日日(21日、東京・両国国技館)
新大関・朝乃山(26)=高砂=が、同期デビューの西前頭筆頭・豊山(26)=時津風=を寄り切りで下して、3連勝。大関取りがかかった3月の無観客春場所(大阪)では中日に痛恨の2敗目を豊山から喫しており、「今場所は自分が勝つという気持ちで土俵に上がりました」と気合十分で臨んだ。
勢いよくぶつかった立ち合い。右を十分に差せず、得意の形にはならなかった。「自分でも焦ってる部分はあった」と語ったが、すぐにさし直すと、そこからは落ち着いていた。「自分から圧力を掛け、相手をよく見ながら寄り切れた」。上手は取れずも、危なげなく土俵外に運び、初日から3連勝を飾った。
学生時代からのライバルは、ともに16年春場所に三段目最下位格付け出しで初土俵を踏み、デビュー戦でも対戦した(寄り切りで敗北)。新十両も新入幕も豊山に先を越され、「あいつが先に上がって関取になり、刺激になった」とお互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲。「同い年っていうのは大きい」と負けられない一戦をものにした。
小結・大栄翔(26)=追手風=との次戦にも、「同世代には負けたくない気持ちはあります」と闘志。2006年夏場所の白鵬以来、昭和以降7人目の新大関Vへ―。朝乃山が着実に白星を積み重ねる。