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　◆ＪＥＲＡセ・リーグ公式戦　阪神―広島（２１日・甲子園） 　阪神・馬場皐輔投手（２５）が絶体絶命のピンチをしのいだ。 　先発・秋山が崩れた３点リードの７回１死一塁から２番手でマウンドへ。いきなりピレラに四球を与え、田中広にも左前適時打を浴び、２点差に迫られた。さらに代打・長野にも右前へのポテンヒットで満塁。続く西川にも３ボールとしたが、ここからフルカウントまで持っていき、最後は投―捕―一の併殺を完成させた。 　３アウトとなった瞬間、馬場は喜びを爆発させ、右拳を突き出しながら全速力で一塁ベンチに駆けだした。勝利の瞬間のような興奮ぶりに、甲子園のファンも大きな拍手で出迎えた。「ヒットを打たれたり、四球も出してしまいましたが、相手に向かっていく気持ちだけは忘れずに投げました。そういう気持ちが最後のプレーにつながったと思います」と振り返った。

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(2020/07/21)