「福男」部長の泉陽、初戦敗退も選手を鼓舞/大阪(日刊スポーツ)

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<高校野球大阪大会:かわち野5-3泉陽>◇21日◇1回戦◇八尾市久宝寺緑地球場 令和初の「福男」黒木(くろぎ)悠輔部長(34)がベンチ入りした泉陽(大阪)は、かわち野に3-5と初戦敗退し、福男効果で白星とはいかなかった。 【写真】ベンチで手をたたいて選手を鼓舞する泉陽の黒木部長 2点を追う9回2死二、三塁。安打が出れば同点の場面で西野一心主将(3年)が一邪飛。14残塁と攻めきれなかった。黒木部長は「今日は一番の応援団長になろうとした」とベンチで最後まで選手を鼓舞した。 今年1月10日、黒木部長は西宮神社(兵庫・西宮市)の本殿参拝一番乗りを競う「開門神事福男選び」で「一番福」を勝ち取った。当時勤務していた藤井寺工科は部員10人だったために、部員増のためにも福男を全面アピールしていた。 だが、4月に泉陽に異動となってからは「自分から福男の話はしない」と封印。福に頼らず部員に接した。新型コロナウイルスの影響で、西野と初めて会ったのは5月上旬の登校日。西野は「初対面だったのに熱心に言葉をかけてもらって(休校続きで)気持ちが切れていたところをつないでくれた」と感謝する。黒木部長は「福は待っていては来ない。自ら取りにいくもの。待っても寄ってこない」と語る。13度目の挑戦で一番福をつかんだ福男は、この日の敗戦を胸に部員たちが新しい挑戦に向かうことを願った。【石橋隆雄】

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(2020/07/21)