【名作照明に恋して】Vol.2 時代とともに進化を続ける、機能的なデスクライト(Pen Online)
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1930年、ジャン・プルーヴェはフランス北部のナンシーに新設される学生寮のために機能的な家具シリーズをデザインする。そこで「スタンダード」などとともに生まれたデスク用テーブルランプが「ランプ ド ビューロ」だ。スチール板の曲面が光を柔らかく反射し、机上を優しく照らす。
金属工芸家としてキャリアをスタートし、金属の扱いを徹底的に学ぶとともにアルミなどの新素材の使用にも積極的だったプルーヴェ。そうした経験を伴う彼のデザインは、機能を追求し工業生産されたものであってもどこか人間的な温もりを感じさせる。このランプにも普遍的な美しさが宿っているのを感じないだろうか。長く生産が途絶えたが2019年より本格的に復刻され、プルーヴェが選んだオリジナルの色調に基づいたディープブラック、ジャパニーズレッド、ミントの3色を展開する。アナログな雰囲気が漂うランプの優しい光で思わず学生気分に立ち返り、ノートにペンを走らせたくなる。