感染対策を講じても…ススキノの感染拡大に不安を募らせる店舗 北海道札幌市(HBCニュース)
【リンク先抜粋】
今度はスナックで新たなクラスターの発生が確認された札幌・ススキノ。今、接待を伴う店では感染への不安を抱えながらの営業が続いています。
札幌・ススキノで20年以上続くクラブラウンジ「SARAI(サライ)」。店では、客の使うおしぼりやコースターを、使い捨てのものに変えたほか、ボックス席に座る人数を制限したり、透明の仕切り板を設置したりするなど、感染防止対策をしています。
「(アクリル板)声が聞えづらいので、一枚壁はあるなあという気はします」(かおりママ)
しかし、どれだけ対策をしても、感染リスクが「ゼロ」になることはありません。一方、店の営業を続けないと従業員たちの生活が立ち行かなくなります。接待を伴う店では、その板ばさみの状態です。
「月給ではなく日給で働いているので、一日一日なんですよ。みなさんやっぱりお店に出られないと、その日の給料がなくなってしまうので、みんな必死で…私も正直、ちょっと怖いなと思うこともありました。生活もありますし、みなさん仲間の生活もかかっているので、出勤するしかないので…」(かおりママ)
先週、ススキノで働く人を対象に、大学の研究チームが行った新型コロナウイルスの抗体検査。「サライ」を経営するグループ会社では、従業員の健康管理のため105人が検査を受け、全員が過去に感染していなかったことがわかりました。
「お客様に信用していただくというか、我々はちゃんと向き合って、体調管理を含めた中で迎えるかたちをつくりますよと」(サライを経営するグループ会社・川上秀則取締役本部長)
「(抗体検査の結果で)すこし安心はありました、でもこれが、今は安心だけど、これからかかるかもしれないし、絶対安心なものではない」(かおりママ)
まだススキノに客足も戻らない中、苦悩の営業が続きます。