日本でフランス製コンパクトカーを“あえて選ぶ”意味とは?(GQ JAPAN)

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走りも、期待を裏切らない。しょせん1.2リッター、と、思って乗ると、加速のよさに驚くはずだ。8段ATの設定もよくて、アクセルペダルを介してドライバーの意思をよくくみとってくれる。とばしているときは、低めのギアをキープし、微妙な踏みこみ量にもすぐ反応して加速するから気持がよい。 気持がよい、と、書いたように、これこそ、208 GT-Lineを端的に表現することばであると思う。 車庫入れなどのごく低速では、反応がいまひとつと思う場面もあるステアリングも、速度が上がると、しっかりとした操舵感になる。この感覚はホイールベース2540mmにすぎないコンパクトカーとは思えないほどだ。足まわりもよく動き、意外なほど快適な乗り心地であるとともに、重厚感すらある。 まっすぐ走るときは疲れない(くわえて中立ふきんでも反応がよい)。いっぽう、レーンチェンジなどでは、思ったとおりのラインを正確にとれる。コーナリングも同様で、車体のロールスピードは遅めで、安心感も高い。 1199cc直列3気筒DOHCターボエンジンは、74kW(100ps)の最高出力と、250Nmの最大トルクを発生する。2000rpmの下で充分な力を感じるし、ドライブモードを「スポーツ」にすると、3000rpmより少し下がキープされる。3気筒独特のリズムのいいバイブレーションも好ましい。 1750rpmの低回転で最大トルクを出すわりに、上の回転域もそれなりに楽しめるエンジンだ。回転をあげていったとき、パワーが追従してぐんぐん加速していく感覚は、日本のコンパクトハッチバック車と一線を画している。

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(2020/07/21)