上田電鉄、日本初のステンレス車を城下駅で特別展示…元東急5200系のクハ5251 7月23日から(レスポンス)
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長野県上田市内の上田駅と別所温泉駅を結ぶ上田電鉄は、下之郷(しものごう)駅で保存されている元東京急行電鉄(現・東急電鉄)5200系を7月23日から城下駅で展示すると発表した。
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5200系は1958年、日本で初めて外板にステンレスを使用した通勤用電車として登場。外板の厚さが1mmしかないことから、歪が出ないように前面と側面をコルゲート板で溶接補強。その凹凸から「湯たんぽ」という異名が付けられていた。
東急では1986年6月、当時の目蒲線を最後に引退しているが、制御電動車のデハ5201と5202、中間電動車デハ5211の3両は、上田電鉄の前身である上田交通へ譲渡され、部品確保を目的としていたデハ5211を除いて1986年10月から運用に入った。
その際、デハ5201はモハ5201に、デハ5202は電装を解かれて制御車となりクハ5251にそれぞれ改番。1993年5月に東急から7200系が導入されたのを機に2両とも廃車となり、モハ5201は東急車輛製造(現・総合車両製作所)で静態保存された。
一方のクハ5251は下之郷駅の車庫で倉庫として使われるようになったが、2006年に松本電気鉄道(現・アルピコ交通)から譲り受けた5000系のパンタグラフを装着して東急時代の姿に復元。今回、この車両が城下駅で展示されることになった。
展示期間は9月27日までで、城下駅で駅入場券(キャラクター入場券を含む)、5200系城下駅公開記念乗車券(700円)、5251号車号板(4000円)、5251号真鍮車号板(1500円)、5200系キーホルダー(500円)のいずれかを購入すると、展示する下りホームに入場でき、運転室へ入ることもできる。
入場時間は各日10~15時。各日10~21時にはヘッドライトの点灯も行なわれる。方向幕も掲出されるが、毎週月曜日の10時頃に変更される。