静岡大と浜松医大の再編 議論は難航(静岡放送(SBS))
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静岡大学と浜松医科大学が再編の計画に揺れています。7月21日、静岡市で協議会が開かれましたが、再編の申請の期限が迫る中議論が難航しています。
静岡大学と静岡市が開いた再編についての協議会です。2020年1月から始まり、21日が3回目です。
<静岡大学 丹沢哲郎副学長>「研究があって初めて社会貢献できるが、お金が国立大学にはない」
静岡大学としては、再編して規模を大きくすることで、経営や事業を改善できると説明しました。静岡大学と浜松医科大学は現在、別々の法人が運営しています。今回の計画は、法人を1つに統合して、静岡地区と浜松地区に2つの大学を再編するものです。しかし、静岡大学を分割することなどに否定的な意見が根深く、協議は難航しています。
<静岡市 小長谷重之副市長>「現状のままでも、やりようによってはいいものができる。もう少し議論いただけたら」
<静岡市自治会連合会 瀧義弘会長>「(再編)ありきで進んでいるのでないか、非常に不満」
きょうも、再編による静岡大学のメリットが明確でないなど、厳しい意見が相次ぎました。
<静岡大学 石井潔学長>「東、西に2大学案で、連携協議を進めていく」
静岡大学と浜松医科大学は、2018年に再編に向けた議論を始め2019年に合意しました。2022年4月には、再編して新しい大学での学生の受け入れを目指しています。そのためには、文部科学省に9月には申請をする必要があるとされ、時間的にも厳しい状況です。しかし、静岡大学としては計画を押し進めたい考えです。
<静岡大学丹沢哲郎副学長「我々が提案していることのメリットが伝わっていない、きょうも感じた。きちんと伝えたい」