リニア工事の林道 静岡県知事が被災現場へ(静岡放送(SBS))

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 川勝知事が、リニアの工事現場につながる林道を視察しました。7月に降り続いた雨による被災状況を確認し、準備工事に入りたいというJR東海の主張に対して「机上の空論」と指摘しました。 <伊豆川洋輔記者>「リニア工事現場へと続く作業道ですが、これまでの大雨の影響で遮断されています。これ以上先には行くことはできません。川勝知事は、今回ここを中心に視察をします」  川勝知事は7月21日、約1カ月ぶりに現場を訪れました。 <川勝平太知事>「(沼平ゲートから)距離的にどれぐらい来ましたかね?」 <県職員>「距離的に、沼平ゲートから3.8キロ」 <川勝平太知事>「3.8キロで通行止めか」  林道東俣線は、仮にトンネル工事が始まれば、現場につながる重要な作業道になります。大雨の影響で、作業道はわずかしか進めませんでした。 <川勝平太知事>「沼平(ゲート)から、ヤードまで27キロあると、今3.8キロのところ。そうすると、あと23キロぐらいは、こういう状態で、前にいけないということ。復旧にどれぐらいかかるかわかりませんけど、工事をやらせてくれっていうのは机上の空論もいいところ」  川勝知事は、国交省との会談などで「作業員の安全性が重要」だと再三訴えてきました。JR東海が1日でも早く始めたい「準備工事」を、県が拒む原因の一つにあげられています。リニア開業の2027年問題について、静岡県が原因と批判されていることに怒りをあらわにしました。 <川勝平太知事>「7月に(準備工事を)やったところで、仕事はいつからできるのでしょうか。誰が遅らせているんでしょうか。遅らせれていると言っている人たちがいるんじゃないですか。風評を流しているんじゃいないですか。台風や7月の豪雨は静岡県がもたらしたのか」  知事の現場視察は、6月に続いて2020年2回目ですが、理由がありました。 <自民党リニア特別委員会 古屋圭司委員長>「リニア建設にあたって、いわゆる”静岡問題”。2年以上にわたって協議が進められているが、まだ合意点に達していない。いかに合意点を見出して、国家的プロジェクトを推進していくかが我々の責任だと思う」  自民党が先週、特別委員会を開き、リニアをめぐってこう着する事態を打開するために、沿線知事の意見をヒアリングすることを決めたのです。 <川勝平太知事>「自民党の方たち、建設を推進したいということで

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(2020/07/21)