夜間の授業増設、遠隔授業を駆使…予備校も夏期講習工夫 大学入試、勝負の夏(産経新聞)

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 多くの学校で本来なら21日に始まるはずだった夏休みは、大学入試を控える受験生にとって学力を伸ばす勝負の時期で、予備校の夏期講習に通う高校3年生は多い。ただ、今年は新型コロナウイルスによる休校の影響で学習に遅れが出ており、夏休みも短縮されるなど状況は一変。「浪人生が有利な年」との声も上がる中、予備校側は学校がない夜間の授業を増設したり、インターネットによる遠隔授業を駆使したり、高3を支えようと工夫している。  「受け付け開始の2時間後には締め切りの授業が出た。ディズニーランド(のチケット争奪戦)みたいだった」。大手予備校「河合塾」(愛知)の担当者は、ネットで夏期講習の受講生募集を始めた6月17日の様子について、営業再開に向けてチケットの予約希望者が殺到した東京ディズニーランド(千葉県浦安市)に例えて振り返った。  この担当者によると、今年は8月の第2、3週の2週間を夏休みとする学校が多いといい、この期間に高3の受講希望が増えると予測。例年に増して多くの授業数を設定したが、想像以上に予約が集中した。  感染防止対策で教室の座席数を7割程度に減らしている影響などもあり、同期間に授業を増やすにも限度がある。そのため、他の期間で学校が終わった後に通える夜間に授業を増設して対応している。    ■ ■ ■  一方、有名講師の授業をより多くの受験生に受けてもらおうと、これまで培ってきた映像配信のノウハウを生かして対応するのは、大手予備校「代々木ゼミナール」(東京)だ。  同校では多くの学校が夏休みとなる期間に高3対象授業を配置するなどしている。しかし、他の授業と重なるなどして、どうしても希望する授業が受けられない生徒のため、授業映像をウェブ配信する。  映像配信は30年以上前から行っており、必要な設備も整っている。それだけに配信される授業のレパートリーは豊富で、当然ながら授業の遅れが不安な生徒向けに、1学期の内容を振り返るようなものもある。  同校は感染防止のため、対面方式の夏期講習開始日を当初の7月20日から31日に後ろ倒し、受講生の定員制限も実施するが、それでも感染を不安に思う生徒は自宅での受講が可能だ。    ■ ■ ■  東京を中心に5校舎を展開する現役高校生専門の予備校「お茶の水ゼミナール」(東京)では例年、夏期講習は1つの授業につき平均約15人だ

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(2020/07/21)