「生きるスキル」と進学率が両立する 米国トップの高校が教えていること(NIKKEI STYLE)
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複雑化する社会で「いい人生」を送るために、子どもに身につけさせるスキルとは何だろうか。自分の子どもを通わせるなら、どんな学校が良いだろう。そんな問いに答えるべく、自ら理想の学校を立ち上げた教育者が米国にいる。本書『成功する「準備」が整う 世界最高の教室』(稲垣みどり訳)の著者、ダイアン・タヴァナー氏だ。
タヴァナー氏は元高校教師。一人ひとりの生徒たちの力の伸ばし方、向き合い方を10年ほどの教員生活で模索した。そして教育とは「子どもが将来、意義のある仕事を求めて自分の好きなこと、大切だと思うことをし続けられるための準備」であるべきだという思いに至る。その目的に向かって、従来とはまったく違うかたちの学校「サミット」を立ち上げた。2003年のことだ。
現在までに、サミットは15校。卒業生はほぼ全員が4年制大学への入学許可、そして米国平均2倍の大学卒業率を達成しているという。著者は教育目標として「大学卒業」に大きな価値を置く。なぜなら、経済的安定のチャンスにつながり、充実した人生をサポートするからだ。本書は、サミット設立までの歩み、理念や仕掛けなどを、著者自ら語ったものである。