ピレリ、2021年用F1プロトタイプタイヤを70周年記念GPとスペインGPの金曜フリー走行でテストへ(motorsport.com 日本版)
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F1タイヤサプライヤーのピレリは、2021年用タイヤのテストを行なうために、今季ふたつの週末のフリー走行においてプロトタイプを走らせることになった。
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対象となるのは、シルバーストン2連戦の2戦目となる第5戦『F1 70周年記念GP』と、第6戦スペインGPのフリー走行2回目。全チームはこれらのセッションの最初の30分間に2021年タイヤのプロトタイプを履いて走行することが義務付けられる。このルールは、マシンが「修復不可能なダメージを受けた場合」のみ免除されることになる。
現時点でピレリは、基本的に2019年と同じ仕様のタイヤを2020年、2021年も継続使用することとなっている。ただ、年々増大するダウンフォース量に2019年と同仕様のタイヤが耐えられるのか、という懸念があるため、FIAは2021年からフロアを縮小するなどして、ダウンフォース量を抑えることを目指している。そしてピレリも2021年に使用するタイヤにいくつかの微調整を加え、増大するダウンフォースに耐えられるような余裕を作ろうとしているのだ。
ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、次のように語った。
「我々はシルバーストンでの2レース目とバルセロナでのレースで、FP2の最初の30分間をタイヤ開発テストに使えるというオプションを行使したいと各チームに通達した」
「このアイデアは、オーバーヒートを低減することを目標に、低い空気圧でも作動するように改良されたタイヤと、いくつかの解決策をテストするためのものだ」
「これらのプロトタイプは2021年用のもので、十分な情報を集めることで、2021年用のタイヤ構造とコンパウンドを決めることを目標としている」
「これは完全な新タイヤ、新構造ではない。シーズン中に適切な開発を行なうことは不可能であり、それ(新タイヤ導入)は我々の計画にない。しかし、各チームが来季に向けてマシンを開発し、ダウンフォースを増やすことを考えれば、安全性を向上させるためにいくつかのアイデアをテストしたいと考えているのだ」
「(2021年)シーズン初めにはダウンフォースを減らすためにテクニカルレギュレーションが変更されるが、2021年末に向けてまたダウンフォースのレベルが上がる可能性があ