【社説】政権と与党寄りメディアによる尹錫悦たたきの共謀こそが「検察とメディアの癒着」だ(朝鮮日報日本語版)

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 2人の会話記録はイ元記者と検察の捜査チームが持っている。イ元記者側がKBSに接触したことはないという。だとすれば、KBSの取材源は検察の捜査チームである可能性が高い。現在の捜査チームは大統領の大学の後輩で忠犬の役割をしている人物の指揮を受けている。それがすなわち検察とメディアの癒着だ。  チャンネルA記者の事件は特ダネを欲張った記者がシルラジェンの大株主で金融詐欺で収監された人物に与党ロビーについて明かすように迫るため、韓検事長と親しいように装ったものだ。取材倫理上の問題でメディア側が独自に懲戒すべき事案だった。ところが、いわゆる「情報提供者」が登場し、自分は収監者側の人物だと主張。記者をわなにはめ始めた。MBCは情報提供者と記者が会った現場にあらかじめ隠しカメラを設置した。その情報提供者には詐欺の前科が複数あったにもかかわらず、与党寄りのメディアはその人物の言葉を集中的に報じた。記者に会った日、情報提供者はソーシャルメディアに「ぶち壊そう!尹錫悦の犬検察ども(笑)」とも書き込んだ。記者が取材をやめようとすると、大きな不正の情報提供でもあるかのように装い、記者を引き込み続けた。与党の比例政党代表は記者が言ってもいないことを虚偽で語って告発までされた。KBSの誤報はその延長線上で起きたもので、決して偶然の誤報ではない。尹錫悦検察総長が除去されるまで、彼らのでっち上げや工作は続くはずだ。

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(2020/07/21)